昨晩の惣菜の店で陳さんに排骨飯は食べましたかと聞かれた。いやまだと答えた私。
それから排骨飯が気になってしまった。家からほど近く屋台の並ぶ通りに探しに行く(この通りは遼寧街夜市という立派な名前が付いていた)。昼時は地元のサラリーマンが通っているのだろう。テイクアウトの注文を待つオフィスカジュアルの女性や店内には背広のお客もいる。メニューに排骨飯と書かれた屋台があったので迷わずに排骨飯を注文した。出てきたのはどう見てもとんかつであった。田舎の定食屋で出てきそうな薄めのとんかつだ。これはこれでうまいが新しさはなかった。
バスに乗り込み故宮博物館へと向かおうとするが、乗り換えが上手くいかず、日本にあるような古い団地の一帯で途方に暮れていた。明日もあるからいいかと目的地を台湾101に変更した。
今夜は遠慮しようと陳さんに夕食は要りませんと連絡をした。毎回ご馳走になるのもなんだか申し訳なく遠慮したのと、台湾に来てから単純に食べ過ぎているのだ。体重計にのってはいないが、確かに増量しているような気がしている。バックパッカーとして珍しい現象が起きている。贅沢な生活をし過ぎているのだ。
台湾101からは陳さんの家まで歩いて帰ることにした。今までも基本歩いて移動していたからか、少しずつ台北市内全体の地図が頭の中に出来ている。ここからあの地点まではどのくらいで辿り着くのか、どのような景色になっているのか想像ができる。
信号を待っている間、中年の男性が原付バイクを路肩に停めた。待っていたのは奥さんらしく、買い物袋を手にした彼女がバイクにまたがると、すぐに走り出していった。皆が夜食の支度を始める頃だろう。屋台から漂う香りが胃袋を刺激する。我慢だ、帰って寝るんだ。
231017 Taipei Taiwan

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