Notes photos and somethin bout this Big Circle

231020 Taipei Taiwan

総統府に入ると、忘れていたはずの記憶が蘇った。高校生の頃、初めて訪れた記憶だ。展示には見覚えがあるけれど、何を学んだかは思い出せない。あの頃の自分を呆れた気持ちで見ながら、展示を巡った。

昼食通りに足を運び、違うお店を試した。散歩を始めれば、気になる場所に迷い込んだ。そんなふうにして、私の地図は少しずつ広がっていった。

台北植物園に辿りついた時には、マングローブなどの熱帯植物を眺めた。大雨が降り出した時には、木陰でしばらく雨宿りをした。葉に触れる雨粒の音が優しくなったところで、近くの図書館へと小走りに駆け込んだ。外とは打って変わった静寂と本の匂いが辺りを包み込んでいた。絨毯の床は私の足音を消してゆく。何事もないように私は入館の手続きを始めた。手続きを行なってくれた係の女性は一貫して中国語で説明を続けた。「この登録はvisaが有効の3ヶ月で失効します」など言葉を理解しているわけでないが、会話の1割くらいは意味を飲み込めている気がしている。定かでないが、おそらくそのように言っている気がした。

登録を済ませて、まずは館内をひと回りする。中文の新書から一般的な書籍、新聞、雑誌、歴史的な書物まで揃っていた。所々にある机では、学生たちがレポートを作成している。ラップトップで調べ物をしている人もいれば、本を読んでいる高齢の男性、女性もいる。2階には、中文でも比較的読みやすい趣味の本が多く置かれていた。探してみるといくつかの日文の新書が揃っており、手に取って読み始めることにした。

気がつけば外はすっかり暗くなっていた。図書館に来て正解だったと我ながら思う。滞在中に日文の本を1冊くらいは読み終えよう。外を出ると雨はすでに上がっていた。街の灯りが水たまりに反射している。

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